有馬記念 6歳以上馬評価
3歳馬、牝馬について評価してきました。本日から牡馬について書いていきますが、
頭数が多いため、年齢で分けます。まずは6歳以上の馬について。
6頭出走しますが、ウインマリリン、ホウオウエミーズは牝馬で触れたため、
4頭について考察します。
成績が一息なベテラン組。まずはデータから触れます。
過去10年データ
6歳以上馬の成績
0-0-1-32
勝 率:0.0%
連対率:0.0%
複勝率:3.1%
30頭以上が出走し十分なサンプル数ながら、馬券内は15年3着シュヴァルグランのみ。
ハーツクライ産駒らしく、6歳でもGⅠで上位争いをしている中の結果。
今年参戦する6歳以上のメンバーと比較しても能力上位だったと思われる。
データからは一律消しに該当しそうな印象。
それでは各馬の評価に入ります。
6歳以上馬の評価::買い
ディープボンド(マーカンド)
前走:【GⅠ】ジャパンカップ 10着(8人気)
前走はここまでのキャリアで出走してこなかったジャパンカップに参戦。
前々走で後方から差す競馬をみせたが、本来の持ち味はしぶとさを活かす競馬。
適正外であったが、今回は条件が良くなるとはいえ近走先行できない新たな課題がある。
ただブリンカー、マーカンド騎手への乗り替わりで新味がでる可能性は残されている。
唯一6歳以上で買う可能性がある馬。内枠なら検討したい。
6歳以上馬の評価:消し
アイアンバローズ(石橋)
前走:【GⅡ】ステイヤーズステークス 1着(8人気)
前走はアフリカンゴールドとの競り合いながら、逃げの手。
3600mを押し切る強い内容だったが、今回は競り合う相手がタイトルホルダー。
有馬記念は逃げの成績が悪い。控えればこの馬の持ち味が生きない。
厳しい展開になるだろう。
ディアスティマ(北村友)
前走:【GⅡ】アルゼンチン共和国杯 13着(3人気)
前走前は「ここを目標」とコメントがあったが、13着へ惨敗。
休み明けで走るタイプだけに気がかり。
一線級とのレースでは成績が出ておらず、GⅢ若しくは少しメンバーが落ちるGⅡでなら。
ディープインパクト産駒の6歳だけにイメージが湧かない。
ヒートオンビート(坂井)
前走:【GⅡ】アルゼンチン共和国杯 3着(4人気)
前走はトップハンデを背負い、直線も前が空くのを待つ内容ながら3着。
ただ石川騎手が「この馬の好走パターン」と話しており、
東京2500mでの好走が多いこの馬を裏付けた言葉か。
中山2500mは器用さも求められる。相手も強化され、難しい条件。