京王杯2歳ステークス 全頭評価
本命候補
コラソンビート(横山武)
前走:【OP】ダリア賞 1着(1人気)
ボンドガール、チェルヴィニアとのデビュー戦を評価しての本命予定。
やや離されたものの直線ではスムーズさを欠いており、追い出しを待った。
着差ほどの能力差は感じない。その後の2戦も快勝し、休養を挟んでのローテ。
脚質も自在性があり、この馬を軸に考えたい。
買い候補
アグラード(津村)
前走:【未勝利】1着(1人気)
デビュー戦は出遅れて直線も進路を探すロスもあり、3着。
前走は辛勝も、終始外々を回って、前残りの展開の中の勝利。
派手さはないが、2戦ともベストレースでない点を考慮すると、
展開が向けばの条件付きにはなるが、やれて良いと思っている。
アスクワンタイム(岩田望)
前走:【GⅢ】小倉2歳ステークス 1着(5人気)
2頭しかいない重賞ウイナーの1頭。
前走は外差しの展開が向いた結果は大きく、デビュー2戦の相手関係も読めないため、
馬柱の成績を鵜呑みにするのは危険か。
それでも高い能力に疑いはなく、前走後も「距離が伸びても大丈夫」とコメントがあり、
外せない1頭には違いがない。
タイガードラゴン(永野)
前走:【新馬】1着(3人気)
前走は逃げて直線では突き放す強い内容。
レース後のコメントから無理やり逃げたわけではなさそうで、まだ緩さもあるとのこと。
控えてより良くなる可能性もある上に、2戦目の上積みにも期待したい。
バンドシェル(菅原)
前走:【新馬】1着(4人気)
10月頭の新馬戦で勝ち上がっての参戦。
レースは出遅れのロスがあった。
負かした相手の次走出走数も少なくレベル感は掴めないが、
前走内容から上積み面では期待できそうな1頭。
ミルテンベルク(モレイラ)
前走:【GⅢ】小倉2歳ステークス 2着(2人気)
前走は勝ち馬の目標にされ差されてしまった。
勝ち馬同様に外差しの展開を上手く生かしたのは否めないが、
新馬戦の内容からも能力の高さが伺える。
展開一つで逆転も可能と考えている。
ロジリオン(北村宏)
前走:【未勝利】1着(1人気)
3戦目で勝ち上がり、参戦。
時計が掛かれば1400mでもやれそうだが、基本的には1600mの馬か。
脚質は差しで前がやり合う展開になれば、恩恵は受けるか。
鞍上も乗れている印象で軽視はできない1頭。
消し候補
アンバーニードル(未定)
前走:【未勝利】1着(2人気)
北海道競馬3戦目で勝ち上がり。
好位から差し切る形でルメール騎手の好騎乗も大きかった。
成績、相手関係、タイムで強調できる要素がなく、今回は消し。
オーキッドロマンス(内田)
前走:【OP】カンナステークス 1着(7人気)
デビュー2戦続けて1600m、3走目から1200mにシフトして好走。
前走はOP勝ちとなった。OP勝ちは素晴らしいがいずれも右回りの小回りコース。
東京1400mへの舞台替わりは距離、コース共にマイナスだろう。
前走後も調教師が「勝つとは思わなかった」と能力面も発展途上か。
ジャスパーノワール(田辺)
前走:【未勝利】1着(3人気)
前走は逃げの手で未勝利戦を解消。
デビュー戦と比較すると逃げて能力を発揮するタイプか。
距離延長、東京コース替わりはマイナス。
またキャリアが浅いこの時期は似たような馬もおり、
すんなり逃がしてもらえない展開面についても要警戒。
ゼルトザーム(浜中)
前走:【GⅢ】函館2歳ステークス 1着(10人気)
前走は重賞制覇もレース前コメントで「洋芝なら」との条件を陣営がつけていた。
重馬場で時計が掛かったのも良い展開となった。
デビュー戦もダート1000m戦で東京コースへの舞台替わりは大幅マイナス。
ダートでは高く評価しているが故の消し。
タヤスロンドン(江田照)
前走:【OP】クローバー賞 中止(5人気)
北海道競馬で3戦しての参戦。
新馬戦は勝ったものの5頭の少頭数で負かした馬が以降の中央レースで
一桁着順もない程の超低レベルなメンバー。
GⅢ函館2歳Sは特殊馬場であったが、東京コースの重賞では評価が低い。