重賞予想

プロキオンステークス 全頭評価

全頭評価

軸候補

リメイク(川田)
前走:GⅠドバイゴールデンシャヒーン 5着(7人気)
ここ2走は海外重賞を使って、3着→5着という結果だが、
日本馬ではレモンポップ、レッドルゼルがいながら最先着を果たしており、
寧ろ評価できる内容ではないか。
3走前のGⅢカペラステークスでは後方から直線一気でごぼう抜きして4馬身差の完勝。
1200m戦が多いが番組上の関係か。1400mで直線の長い中京は良さそうな印象。
先着してきた相手も強敵ばかりで、国内復帰戦で巻き返しに期待したい。

買い

オメガレインボー(藤岡佑)
前走:OPポラリスステークス 1着(4人気)
前走は他馬より2kg重い59kgのトップハンデながら、OP勝ち。
中団で脚を溜める競馬でインを追走、直線は詰まって追い出しが遅れるも、
残り200mで外に出すと上り2位の脚で差し切った。
今走と比べるとメンバーレベルは低いが、ハンデと展開の観点から上昇が見込めそう。
近15戦で掲示板外となったのは昨年のGⅢマーチステークスのみで7歳の今でも
安定して結果を残し続けている。休み明けの成績も良く、対抗評価と考える。

ジレトール(松山)
前走:OP欅ステークス 2着(5人気)
前走は逃げて、先行勢には厳しい展開の中で2着。
2番手のケイアイターコイズが大敗の中で、この馬はバトルクライと1/2馬身差の接戦を演じた。
3着以下も離しており、重賞初挑戦ながら重賞級の能力はありそう。
4歳という年齢も楽しみな要素で積極的に買いたい。
ドンフランキーとやり合う展開になると共倒れもありそう。

タガノビューティー(石橋)
前走:GⅠかしわ記念 2着(5人気)
前走はメイショウハリオをクビ差に追い詰める2着。
双方に展開が向いたが、惜しくもGⅠ制覇とはならなかった。
2走前もトップハンデでオメガレインボーに勝っており、
近走の相手から見ても実績は明らかに上位。
1400m戦はデビュー以降、掲示板を外していない。適正面から見ても期待できる1頭だろう。

買い or 消し

イフティファール(角田河)
前走:3勝クラス花のみちステークス 1着(3人気)
前走は好スタートから先行。直線で一度は差されるも差し返しての1着。
3着以下は離しており、強いレースを見せた。
デビューから一貫してダート1400mを使って、安定した成績を残しており、
適正を感じさせる。重賞初挑戦で力関係がどうかだが、
先行して粘り腰を使えるタイプなため、ここは買い目に入れておいた方が良いか。

エルバリオ(西村)
前走:3勝クラス麦秋ステークス 1着(6人気)
前走は最内枠から終始インを好位で回る道中。
直線で上がり3位の脚で抜け出して1着。
騎手の好騎乗もあったが、距離ロスのない立ち回りと
直線もスムーズに外に出せ、展開は大きく向いた内容だと感じる。
ただ9戦連続で掲示板、内7戦は馬券内と安定感は抜群。
イフティファール同様、重賞初挑戦で力関係がどうか。

オーヴァーネクサス(藤岡康)
前走:OP天保山ステークス 5着(4人気)
前走は出遅れ後方からの競馬。道中で徐々にポジションを押し上げ、
4コーナーで外を回すロスがありながらも上り3位の脚で追い込んだが5着まで。
前々走は1200m戦で追走に苦労して後方の競馬。直線では詰まりながら上り最速。
今走対戦のドンフランキーには離されたが、スムーズで1400m戦なら希望は有ると考える。

ケイアイターコイズ(藤懸)
前走:OP欅ステークス 15着(6人気)
前走は好スタートから好位に取りついたが、直線で伸びずに大敗。
直線を向いた時は手応えがありそうだったが、後退していった。
今年1月のLすばるステークスでは前走と似た展開の競馬で、
バトルクライ、ドライスタウト、セキフウに次ぐ4着。
前走はあまりに負けすぎだが、休み明けは走らないタイプで
叩いての一変を期待したい。今走は買いで大敗するようなら次から買わないか。

ドンフランキー(池添)
前走:OP京都グランドオープン 1着(2人気)
前走は1200m戦を逃げ切り勝ち。完勝だったが、特に強い相手もいなかった。
積極的にハナを取りに行った内容からも外から被されるのを過剰に嫌ってと推測する。
大型馬で前走から間隔が空いていて、尚且つ距離延長の逃げ馬という点は気になる点。
状態や枠順次第では、他馬の方がオッズ妙味があるため、消しもあり得る。
ただ能力は上位だと思うので、外枠なら素直に買い。

消し

アティード(菱田)
前走:OP松風月ステークス 14着(10人気)
前走は後方からの競馬だったが、直線の見せ場もなく大敗。
後方からの馬も来ており、展開も特段不利ではなかった。
基本的には1200mを主戦に戦っている馬なため、
サンプル数は少ないが、右回りでの良績が目立つ点、
さらにサウスヴィグラス産駒である同馬は距離延長で
直線の長い中京コースで距離延長はマイナスと考える。
重賞は地方合わせて2走しているが、大きく敗れている。
地方デビューから堅実に走ってきている馬だが、
今走はクリアしなければならない課題が多く、消しの判断。

イバル(小崎)
前走:L大沼ステークス 12着(13人気)
前走は中団から競馬をしたが、見せ場なく大敗。
1700m戦ではあったが、道中は追走に苦労しており、
今走は1400mのGⅢ戦で更に苦労しそうな印象。
大型馬で休み明け+14kgの影響もあったかもしれないが、
本来短い距離を使っていたが、ここ2走で長い距離を使っている辺り、
スピードに課題が出てきて陣営が工夫しているのではと考え、
さらに9戦連続で馬券外中であり、年齢による衰えも感じさせる。

クロバラントゥ(和田竜)
前走:L大沼ステークス 10着(10人気)
前走は1年前のリステッド戦。好位から退き、最下位に敗れた。
前走は距離が長かった印象だが、休養前も3戦連続で大敗しており、
能力と仕上がりの観点から、今走は見送り。

シャマル(坂井)
前走:GⅡさきたま杯 競争中止(1人気)
前走は道中での競争中止。
早期復帰となり、故障ではなさそうだが前走の経緯が分からない。
実績では1、2を争う怖い存在だが、川田騎手の乗り替わりもあり、
思い切って消しでもありか。点数に余裕があれば相手に買うかもしれないが基本消し。

ブルベアイリーデ(荻野極)
前走:L栗東ステークス 11着(2人気)
前走は内枠からの競馬で重馬場も影響してか追走に苦労していたように見える。
直線でも伸びずに11着と大敗。
前走の陣営コメントでは「1400mに戻るのはいい」とあったが、
1800m以上のレースでは重賞でも結果が出ており、そちらに適正を感じる。
騎手も乗り替わりが激しく、あまり好感が持てない。
相手も強化され、7歳馬で上積みも見込めない。今回は見送りとする。

フルム(水口)
前走:OP松風月ステークス 8着(7人気)
前走は内枠からのスタートで後手を踏んで、最後方から。
直線では大外に出して追い込んできたが、ロスが明らかに多かった。
外枠勢が上位を占めており、展開も向かなかっただろうが、
前走の相手関係を考えるともう少し上位に来てほしかった。
相手が大幅に強化される今回は買えない。

メイショウダジン(酒井)
前走:OP天保山ステークス 1着(10人気)
前走は好スタートから中団で競馬。
上り最速の脚を使って、低評価を覆し1着と勝利。
直線でも比較的容易に前が空き、追い出しには苦労しなかったので、
展開のアシストもあっての結果と考える。
能力・実績面では他馬を優先したい。
近2走は安定した結果が出ているが、強調材料に欠ける。

メイショウテンスイ(太宰)
前走:OP天保山ステークス 9着(9人気)
前走は大外枠から好スタートでポジションを確保した。
直線では一杯となって、後退する内容だった。
近2走は消し判断したメイショウダジンと同レースを使っており、
こちらが明らかに下位。メイショウダジンを買わないので、こちらも見送り。

ロイヤルパールス(中井)
前走:OP天保山ステークス 16着(14人気)
前走は1年2カ月振りの復帰戦で大敗。
好位から競馬したが、徐々に後退していく内容で休み明けの影響もあったかと推測。
陣営コメントでも「ブランクが長い」と不安視していた。
今回は幾分か前進を期待したいが、前走OPでシンガリ負けしており、
今走の重賞では実績も未だないため、買える存在でもない。見送り。