重賞予想

クイーンステークス 全頭評価

全頭評価

軸候補

ドゥーラ(斎藤新)
前走:GⅠ優駿牝馬 3着(15人気)
前走は後方の位置取りから直線で追い込み、3着を確保。
前々走までは1600m戦で追走に苦労しており、結果が出ていなかったが、
距離延長で結果が実った一戦だった。
今回は1800mへの距離短縮にはなるが、斤量は前走から4kg減の51kgで、
課題に感じている追走面は楽になるだろう。
今回の舞台設定である札幌1800mは2勝しており、
個人的にも1800m以上の距離に適正を感じる。終いの脚もあり、期待したい。

買い

サトノセシル(佐々木)
前走:GⅢ中山牝馬ステークス 3着(5人気)
前走は中団インで脚を溜めて、直線で追い上げ3着を確保。
ロスのないコース取りで田辺騎手の好騎乗もあったため、結果以上の評価はできない。
7歳だが、7戦連続で掲示板内でその内には3戦重賞での馬券内で安定感も抜群。
昨年の2着馬でコース適正も感じる。鞍上も勢いのある佐々木騎手で人馬共に期待したい。

ウインピクシス(横山武)
前走:GⅢ福島牝馬ステークス 13着(3人気)
前走は先行して13着と大敗したが、勝ち馬とは0.7秒差でそこまで負けていない。
直線では伸びない最内をついた上にゴール前で不利も受けており、
結果程評価を落とす必要はなさそう。
前々走も大外枠からハナを切ったが、上り上位勢が馬券内を独占する差し展開で
展開が向かなかった。逃げそうな馬は別にいるが、先行して開幕2週目の馬場を生かしてほしい。
枠の並びと人気を加味して評価を決めたい。

ルビーカサブランカ(ルメール)
前走:GⅢ函館記念 2着(4人気)
前走は中団インで脚を溜めて、直線で抜け出しを図ったが、
ローシャムパークの決め手に屈して2着。
前々走のOP巴賞は先行有利の展開で5着に敗れたが、巻き返した。
軽斤量の3歳馬との力関係はどうかだが、実績は古馬では最上位の1頭。
ルメール騎手への乗り替わりも心強く、相手には入れたい。
ただし、夏競馬3戦目で状態面は不安。軸にはできないか・・・

買い or 消し

イズジョーノキセキ(岩田康)
前走:GⅠヴィクトリアマイル 15着(10人気)
前走は後方インのポジションで脚を溜めたが、伸びきらずに大敗。
道中で2連続不利を受けており、結果程、評価を落とす必要はなさそう。
適正も1800m以上にありそう。
しかし、トップハンデの57kgを背負わされるのと、
好走パターンは騎手の代名詞でもある直線で内をつく戦法だが、
札幌競馬場も開幕2週目で都合よく、インが開くことはないだろう。
展開待ちの1頭だが、今回は向かなさそう。

コスタボニータ(松山)
前走:OPメイステークス 6着(8人気)
前走は大外枠から先行したが、押してポジションを取った結果か、
直線では伸びを欠いた。相手も中々に強力で悲観する内容ではないか。
東京競馬場1800mよりも札幌競馬場の1800mの方が、コース適正面では良い気がするが、
本質的にはマイラーか。
GⅡで馬券内実績があるが、外枠に入ると嫌な1頭。枠順を見て決めたい。

ジネストラ(三浦)
前走:GⅢ福島牝馬ステークス 4着(5人気)
前走は中団で脚を溜める競馬から4コーナーで進出を開始したが、
外を回し届かなかった。上位3頭とは位置取りの差があった。
前走前の陣営コメントで「トモがしっかりして結果に結びついた」とあり、
成績からも成長を感じられる1頭。
しかし、前走の追い込みを見ても1800mは若干長い印象がある。
勢いのある良血馬で軽視は禁物だが、積極的に買いたい要素もそこまでない印象。

フィアスプライド(菅原明)
前走:GⅢエプソムカップ 9着(10人気)
前走は先行したが、直線で伸びずに9着と敗戦。
騎手コメントで「ゲートが出過ぎた。脚を溜めれば違ったかも」とあり、
力負けではなく、展開が向かなかったと判断。
前々走のGⅢターコイズステークスは出遅れて最後方から大外を回すロスがありながら、
勝ち馬とタイム差なしの3着。展開待ちな面もあるが、ハマれば馬券内も期待できる。

ライトクオンタム(武豊)
前走:GⅠ優駿牝馬 17着(12着)
前走は揉まれるのを嫌ってか逃げの手を打ったが、直線で失速しブービー負け。
東京2400mで逃げは至難の業だが、それ以上に負けすぎな印象。
デビュー2連勝したが、相手のレベルには疑問が残る。
揉まれると厳しく、フルゲートの多頭数が想定される今回は枠順が重要と考える。
52kgの斤量は魅力だが、古馬の実力馬もいる重賞では相手関係的に厳しいか。
一度好走のきっかけを掴んでから、買いたい馬で今回は消極的。

消し

キタウイング(江田照)
前走:GⅠ優駿牝馬 15着(16人気)
前走はスタートで接触があったが、終始後方で直線も見せ場なく大敗。
差し展開待ちの馬でピンかパーの馬だけに乗り慣れた杉原騎手からの
乗り替わりは大きなマイナス材料と考える。
直線の長い競馬場で瞬発力勝負に向いているタイプと判断した。
展開がハマった時の末脚は脅威だが、今回は見送り。

グランスラムアスク(古川奈)
前走:3勝クラス弥彦ステークス 1着(4人気)
前走は逃げ切り辛勝。
4コーナーで他馬がごちゃついて不利を多く受けていた中で、結果ほど評価ができない。
ここ2戦逃げて結果が出ているが、重賞で流れが厳しくなりそうで条件も厳しくなりそう。
鞍上も重賞実績がなく、ハンデもないためここでは買えない。

シャーレイポピー(池添)
前走:GⅢマーメイドステークス 13着(9人気)
前走は逃げたものの道中で捲られて、シンガリ負け。
先行勢には厳しい流れだったが、2走連続で先行からペースアップに付いていけず、
直線を向いた時には馬郡に飲み込まれており、内容も悪い。
重賞では馬券内に入ったことがなく、4走連続で10着以下。
重賞の壁に苦戦しており、斤量も増加で消し。

トーセンローリエ(吉田隼)
前走:GⅠ桜花賞 18着(13人気)
前走は大外枠から先行したが、直線で伸びずにシンガリ負け。
コメントで「枠が厳しかった」とあるが、前有利の展開でもあり力負けは否めない。
斤量51kgで先行できる脚は魅力だが、適正は1600m以下に感じるため、
前走シンガリ負けをしている点も踏まえて、今回は買えない。

ビジン(藤岡佑)
前走:GⅢマーメイドステークス 6着(8人気)
前走は先行して4コーナーで早めに先頭に立った分、最後が甘くなり6着。
先行馬には厳しい流れで着順程、評価を落とす必要はなさそう。
しかし、前走後コメントで「軽斤量を生かして前に行きたかったが、
ペースが速かった」とあり、更に距離短縮の1800m戦となる。
斤量も55kgで理想の追走には至らなさそう。
戦績からも2000m以上の距離でゆったりと先行して持ち味が生きそうなタイプと感じ、
今回は消し。

ミスニューヨーク(Mデムーロ)
前走:GⅢ福島牝馬ステークス 11着(6人気)
前走は出遅れて最後方から。直線では上り最速の脚を使ったが、
4コーナーで捲った馬が上位を占めており、遅れを取って11着に敗退。
終いの脚はあるが、この馬も展開待ちの要素が大きい1頭。
56kgを背負ったGⅢ戦では9着⇒8着⇒11着と負けており、
今回も積極的に買える要素はないか。

ローゼライト(鮫島駿)
前走:GⅢ函館記念 13着(15人気)
前走は断トツの最軽量ハンデ52kgでの出走も、見せ場なく大敗。
OP以上で壁を感じる。斤量は前走より3kg増の55kg、
前走好走したルビーカサブランカも同斤量で出走しており、ここでは明らかに厳しい。