関屋記念 全頭評価
軸候補
アヴェラーレ(戸崎)
前走:GⅡ京王杯スプリングカップ 4着(4人気)
前走は1400mのGⅡ戦。外枠から後方の競馬となり、
上り最速の脚で追い込んだが、4着まで。
直線では前が壁になる不利がありながらも外に出して4着まで来ており、
評価できる内容だった。
休み明けで結果も出ており、距離が200m延長されるのもプラスだろう。
軸候補の一頭。
ララクリスティーヌ(菅原明)
前走:GⅠヴィクトリアマイル 14着(6人気)
前走はポジションを確保したが、直線で後退して14着。
ただし勝ち馬とは0.8秒差で着順程は評価を落とす必要はなさそう。
前走後の騎手コメントでは「ずっと力んで走っていた。ペースアップ時に
気持ちが切れた。馬場がパンパンの方が良かった」と嘆いており、
展開が大きく向かなかった1戦であったと伺える。
当日の天候やテンションは気になるが、菅原騎手騎乗時には馬券外が
前走の1戦のみ。仕切り直して改めて期待したい。
買い
ディヴィーナ(Mデムーロ)
前走:GⅢ中京記念 2着(2人気)
前走は後方で脚を溜めて直線で差し切りを図ったが、セルバーグを捕まえられなかった。
4コーナーも大外を回しており、ロスは大きく評価できる内容だった。
前走を終えるまで、ヴィクトリアマイルの結果を素直に受け取っていなかったが、
力を着実に付けている1頭と感じた。
今回も左回りで直線の長い1600m戦。追い込みに期待したい。
買い or 消し
サクラトゥジュール(田辺)
前走:OPメイステークス 1着(7人気)
前走は逃げたマテンロウスカイを上り最速の脚で差し切って1着。
OPでレーン騎手の好騎乗もあったが、6着まで重賞でも主力を張れそうな好メンバーで
評価できる内容だった。
外枠で騎手も乗り替わりで前走のような立ち回りができるかは不明だが、
6歳にして充実の1頭。人気もなく、今走は買いたくなる1頭。
セルバーグ(吉田豊)
前走:GⅢ中京記念 1着(8人気)
前走は逃げての重賞初制覇。騎手の好騎乗で展開が大きく向いた1戦だった。
今回も逃げ馬は手薄ではあるが、前走のレースを見てマークは厳しくなるだろう。
また前走の勝利で斤量は3kg増の58kgでの出走。
馬体が大きくない馬だけにこのハンデはマイナス面に働きそう。
余程の調子でなければ、見送りたい消しよりの1頭。
ラインベック(石橋)
前走:L米子ステークス 2着(7人気)
前走は好位で競馬をしたが、直線で差し切られて2着。
3着馬にも差される勢いだったが、凄まじい粘りで交わさせなかった。
石橋騎手とも合いそうだが、前走から相手強化となる今回は
有力な差し馬もおり、厳しい1戦にはなると思われる。
消し
アナザーリリック(津村)
前走:GⅢダービー卿チャレンジトロフィー 10着(9人気)
前走は中団からの競馬で4コーナーで外々を回る形で最後の脚がなくなった。
ここ2走はGⅢで10着⇒7着と結果が出ていない。
昨年のGⅢでは展開が向いて勝っているが、牝馬限定戦。
牡馬混合戦の重賞では厳しい1頭だと考える。
カワキタレブリー(菱田)
前走:GⅢエプソムカップ 13着(8人気)
前走は好スタートから控えて中団での競馬だったが、
直線でも後退して13着に大敗。
2走前に3勝クラスを勝ったが、展開が向いた中での勝利だった。
今回は1600mでベストな距離だが、前走は重賞の壁を感じる内容。
印は回らない。
コンシリエーレ(丸山)
前走:GⅡさきたま杯 5着(2人気)
前走は地方のダート重賞に出走して5着、度外視の内容。
デビュー以来初めての芝レースが重賞は少し荷が重いか。
血統的にはこなしてもおかしくないと考えるが、
この馬の馬体は550kgを超えて完全にダート馬。
ルメール騎手も乗り替わりで今回は消し。
ノルカソルカ(小林脩)
前走:L米子ステークス 13着(9人気)
前走は逃げたが、直線では失速して大敗。
先行争いは比較的に激しく、押して押して何とかハナを奪っており、
厳しい展開ではあった。
前走逃げて完勝しているセルバーグの存在や重賞のペースで
マイペースに持ち込むのは難しいだろう。
3走連続で大敗しており、勢いもない。真っ先に消しの1頭。
ビューティフルデイ(三浦)
前走:Lパラダイスステークス 1着(2人気)
前走はLの1400m戦で接戦を差し切っての1着。
L競争での好走は続いているが、1400m以下の距離を使っている馬で
近走の1600m戦実績、それに加えて重賞実績が乏しい。
また大外枠で距離のロスも多少なりとも生まれてしまうだろう。
ここは見で1600m戦でどのような走りをするか注目したい。
フィアスプライド(北村宏)
前走:GⅢエプソムカップ 9着(10人気)
前走は6カ月振りのレースで好スタートから先行したが、
直線で伸び脚がなく後退した。
前走前コメントで「中山が向き。牡馬相手の別定戦で割引が必要」と
弱気なコメント。事実、新潟では長岡ステークスで大敗している。
今回も前走と似たようなレース構成で夏競馬で使うところがなくて、
仕方なく使った感も否めなく、消し。
フォルコメン(大野)
前走:OP巴賞 11着(6人気)
前走は後方からの競馬だったが、前有利の展開で追い込めずに大敗。
展開が向かなかった点は度外視しても良いが、近2走は先行できずに
後方からの競馬となっており、持ち味を活かせていない。
7歳の年齢もあり、重賞での好走は難しいか。
フラーズダルム(木幡巧)
前走:L谷川岳ステークス 8着(7人気)
前走は今回の同舞台のリステッド競争。中団で競馬をしたが、
大外枠の不利はあったものの、特に見せ場のないレースだった。
競馬場、距離、斤量は据え置きだが、重賞で相手は強化される、
買える要素はないか。
ミッキーブリランテ(丸田)
前走:GⅢ中京記念 10着(14人気)
前走は外枠から中団の外目を終始回る展開で10着。
最後の脚は悪くなかったが、4コーナーのペースアップについていけなかった。
7歳の年齢もあり、約1年程好走がない。
他の伸び盛りの馬を買いたく、優先度は低い。
メイショウシンタケ(浜中)
前走:GⅢ中京記念 8着(6人気)
前走は出遅れて後方からの競馬。直線は上り3位の脚で追い込んだが、8着まで。
2走前は展開が大きく向いて勝っているが、現状の力は前走程度と考える。
末脚は良いが、スタートが安定せず重賞では壁を感じる印象。
もう少し実績が欲しいところ。
ロータスランド(内田)
前走:GⅠヴィクトリアマイル 6着(12人気)
前走は最内枠から逃げの手を打ったが、直線で捕まり6着。
良馬場だったが、雨も降っており馬場も若干アシストしたと考える。
逃げる馬もおらず、枠と展開を味方につけており、評価はできない。
今回、逃げるかは微妙だが新潟の長い直線での1600m戦は前走のように
展開を味方につけなければ相当厳しそう。
初騎乗の騎手でこの条件であれば見送り。