重賞予想

エプソムカップ 全頭評価

全頭評価

軸候補

ジャスティンカフェ(横山和)
前走:GⅢダービー卿チャレンジ 2着(2人気)
前走は外差し有利の展開で差してきて2着と好走。
後方からの競馬となるため、東京へのコース替わりと
1800mへの距離延長はプラスになる。
乗り替わりも新馬含めて3-2-1-0と乗り替わりでの良績も安心。
同舞台では強豪の揃ったGⅡ毎日王冠でも2着に好走している。
ハンデ差もほぼなく、GⅢなら明らかに力上位。
差し損ねての2.3着はありそうだが、馬券の軸には最適か。

買い候補

インダストリア(ルメール)
前走:GⅢダービー卿チャレンジ 1着(3人気)
前走は外差し有利の展開を差し切り、重賞初制覇。
2走前の東京新聞杯ではやや後方の位置取りとなり、
直線もスムーズさを欠いた結果、5着と惜敗となったが、
能力は出し切っていない印象。
前走同様にジャスティンカフェと中心になることを期待。
ルメール騎手の選択は気になるが、実績から2番手とした。

フィアスプライド(菅原明)
前走:GⅢターコイズステークス 3着(12人気)
前走は大外枠から出遅れて外を回る厳しい展開の中、追い込んで3着を確保。
直線は伸びる箇所を通れたが、好内容であった。
2勝クラスでは東京競馬場で差し切り勝ちしており、コース替わりも脚質から歓迎に思える。
休み明けだが、久々でも走れるタイプで好走を期待。

マテンロウスカイ(横山典)
前走:OPメイステークス 2着(4人気)
前走は逃げ粘りを図ったが、最後勝ち馬に交わされての2着。
同型の強力馬を抑えて、逃げて3着には差をつけた強い内容だった。
去勢後は逃げて安定した成績を残している。
今回は重賞挑戦だが、メンバー構成から先手を奪うのには前走より楽か。
マイペースで運べれば、強い競馬ができる。

レインフロムヘヴン(レーン)
前走:3勝クラス府中ステークス 1着(2人気)
前走は好位から前の馬を差し切って1着。
3勝クラスで展開も向いた印象だが、キングズパレス、
パラレルヴィジョンといったメンバーがおり、レベルの高い1戦だった。
レーン騎手の継続騎乗もプラスで、重賞挑戦でも期待の1頭。

買い or 消し

エアノノロア(田辺)
前走:GⅡ読売マイラーズカップ 8着(5人気)
前走は後方よりの競馬で直線勝負するもマイルGⅠ級の馬に力負け。
前々走は今回の人気馬と東京新聞杯で激突したが、
直線でスムーズさを欠いたジャスティンカフェとインダストリアに比べて
スムーズなコース取りだったか。
脚質から東京競馬場は合いそうだが、極端な枠なら嫌いたい。

ガロアクリーク(石橋)
前走:GⅢエプソムカップ 2着(8人気)
前走は1年前の同レース。中段からの競馬で差し切りを図ったが、
勝ち馬を交わせなかった2着。適正はありそうだが、1年ぶりの状態面がどうか。
斤量は当時より2kg増えて、相手も個人的には強化されたと考える。
当日気配にて判断したい。

ヤマニンサンパ(杉原)
前走:OP関越ステークス 8着(2人気)
前走は直線で故障したグレートマジシャンの後ろを走っており、非常に大きく不利を受けた。
勝負所で立て直して無理せず追ったが、それでも伸びていた。
順調に追えていれば、勝ちまであったかという内容。
10カ月の休み明けと川田騎手からの乗り替わりが判断材料。
調教や当日の気配を見て判断したい。

消し候補

エアファンタジア(戸崎)
前走:L都大路ステークス 1着(1人気)
前走は10頭立ての競馬で後方よりから差し切った。
外を回して強い内容であったが、展開もはまった印象もある。
東京コースで好走がないことと、何より戸崎騎手がインダストリアから
騎乗経験のない、同馬に騎乗する点から鞍上事情を汲み取った。
インダストリアを上位に位置付けると点数から買えない。

カワキタレブリー(松山)
前走:3勝クラス湘南ステークス 1着(3人気)
前走は好スタートから、中段ポジションを確保して差し切った。
外は回っていたが、レースはかなりスムーズで鞍上の好騎乗が大きかった。
東京マイルは同馬のベスト条件と考えている。
更に府中ステークスと異なってメンバーレベルが一息な点もあり、
着順以上に評価はできない。
1600mを超える距離は初めてで重賞となると今回は見送りの判断。

ココロノトウダイ(丸山)
前走:L谷川岳ステークス 4着(6人気)
前走は後方から差し切りを図ったが、前残りの展開が向かなかった。
とはいえ、メンバーレベルもそこまで高くなく、リステッド競争であれば
好走してほしかった。
中山や福島など小回りで良績を収めており、東京競馬場のGⅢでは力不足か。

ショウナンマグマ(吉田豊)
前走:GⅢ新潟大賞典 13着(9人気)
前走は2番手で競馬をしたが、後退して大敗。
不良馬場の影響があったかもしれないが、前走の負け具合と
3走前東京新聞杯のシンガリ負けで直線の長い競馬場の重賞では分が悪いか。
ココロノトウダイ同様に小回りの舞台で評価を上げる一頭。

トーラスジェミニ(木幡育)
前走:GⅢ新潟大賞典 15着(15人気)
前走は出遅れて後方からになり、大敗。
ここ2走は大きく出遅れており、先行して好走するパターンの同馬の良さは出ていない。
しかし、中央では11戦連続で2桁着順と7歳になり、下降してきた印象。
真っ先に消しの一頭。

ピースワンパラディ(大野)
前走:GⅢ新潟大賞典 8着(10人気)
前走は不良馬場、前々走は大出遅れがあり、結果程の評価ではない。
3走前は好メンバー相手に4着と善戦したが、ざっくりと寒い時期の
戦績が良い印象。怖い存在ではあるが、7歳で上積みも期待できず、
他馬を買いたい。

ラストドラフト(松岡)
前走:GⅡ目黒記念 17着(12人気)
大外枠からポジションを取りに行ったが、終始外を回る厳しい展開。
最後は脚が残っていなく、後退した。
今レースは7歳馬の馬券内好走がほぼなく、700mの距離短縮も好ましくない。
GⅢならもう少しやれても良さそうだが、印が回らない。

ヤマニンサルバム(三浦)
前走:GⅢ新潟大賞典 7着(6人気)
前走は中団から伸びきれず、7着。不良馬場だった点をみると度外視でもよいが、
気になるのは2走前の金鯱賞。メンバーも強かったとは言い切れず、
同じ先団で競馬した馬が好走する中、後退して7着。
重賞に壁を感じるタイプで今回は見とする。

ルージュエヴァイユ(石川)
前走:OPメイステークス 10着(1人気)
前走は今レースと同舞台のOP特別で1人気に支持されながら10着。
前目の馬で決着したことと、直線で詰まりスムーズさを欠いたため、
能力負けではない。
消しの判断は戸崎騎手からの乗り替わり。8戦中7戦騎乗している戸崎騎手が
エアファンジタへの騎乗は複雑な事情があるのではと勘ぐってしまう。

レクセランス(木幡巧)
前走:GⅢダイヤモンドステークス 5着(5人気)
前走は長距離戦であったが、終始外を回って最後に脚が残っていなかった。
内容的には悲観する内容ではないが、何よりも前走から1600mの距離短縮は
余りにも大きく、追走ができないと思われる。
陣営の使い方や実績から完全にステイヤーで、この舞台では買えない。