重賞予想

優駿牝馬 全頭評価

水曜時点 全頭評価

軸候補

リバティアイランド(川田)
前走:GⅠ桜花賞 1着(1人気)
前走は内枠からの出遅れに加え、前有利の展開を32.9秒の上りで見事差し切った。
絶望的な位置から差し切るあたり、改めて能力の高さを感じた。
距離不安の懸念はあるが、過去10年の勝ち馬6頭はオークスまで1600m以下のレースしか使っておらず、
この時期の3歳牝馬同士の戦いであれば、能力で十分補うことは可能。
血統面からも父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ共に2000m以上の
GIで好走歴があり、距離適性は2000m以上にある可能性もあるのでは・・・。
レース内容からも終いの足は止まっていないどころか他馬を超越している。
圧倒的な能力を信じ、3連単若しくは馬単の1着固定で軸にする予定。

買い候補

イングランドアイズ(横山和)
前走:GⅡフローラステークス 4着(3人気)
前走は出遅れて後方2番手から終始外を周らされる競馬。
3着まで先行した馬が独占する中、後方から4着まで押し上げた。
母のヌーヴォレコルトもこのレースを制しており、血統面からも魅力を感じる。
オッズ妙味もあり、出走すれば買い目に入れたい。

シンリョクカ(吉田豊)
前走:GⅠ桜花賞 6着(9人気)
前走も休み明けながら、前有利の展開の中で上がり3位の脚を使って善戦した。
サトノダイヤモンド産駒の血統面、陣営からの距離延長が歓迎のコメントから、
前走よりもパフォーマンスを上げると期待。

ドゥアイズ(吉田隼)
前走:GⅠ桜花賞 5着(4人気)
ここ2走は今回人気するであろうハーパーと接戦を繰り広げており、
このメンバーの中では能力上位だろう。
吉田隼騎手は2歳時からオークス向きとコメントしていたようで、
距離延長で好走を期待する。

ハーパー(ルメール)
前走:GⅠ桜花賞 4着(3人気)
前走後にルメール騎手が「距離がもっとあっと方が良い」とコメント。
距離延長は歓迎で能力も高いだろう。
リバティアイランドの逆転候補ではあるが、好位からしぶとく伸びる勝ちパターンから
東京競馬場2400mで勝ち切るイメージが湧かなかった。
クイーンカップを見ても剛腕系の騎手が合う印象を受けた。

ラヴェル(坂井)
前走:GⅠ桜花賞 11着(10人気)
ここ2走はGⅠで結果が出ていないが、外枠や展開が向かないなど凡走の理由はある。
半姉にはオークス3着のナミュールがいる良血。
坂井騎手が上手く乗ったとはいえ、リバティアイランドに唯一先着しており、能力は高い。
馬具の改善も検討されており、期待。

買い or 消し

ソーダズリング(武豊)
前走:GⅡフローラステークス 2着(1人気)
兄弟にマジックキャッスルやソーヴァリアントがいる良血馬。
能力は高いと思うが、前走で逃げ馬を捕まえられなくての2着は評価できない。
戸崎騎手が別馬を選んだ?ことやオークスで人気薄のハーツクライ産駒が
走っていないのも懸念である。

ドゥーラ(斎藤新)
前走:GⅠ桜花賞 14着(8人気)
前走は大きく出遅れて追走が精一敗の印象で度外視している。
ここ2走は戸崎騎手で15着→14着と大きく負けており、
乗り替わりはプラスになるのではと推測。
陣営も距離延長はプラスとコメント。
洋芝の札幌で好走しており、距離延長でタフさが求められれば好走もあるのでは?

ミッキーゴージャス(戸崎)
前走:3歳1勝クラス 1着(1人気)
既走馬相手の未勝利戦でデビューし、圧勝。前走を勝って参戦となる。
前走は少頭数でストレスを受けない位置を確保でき、勝ち切ったため、
多頭数の今回は揉まれたりすると力を発揮できない恐れも・・・
血統面では母のミッキークイーンが同レースを制しており、
父のミッキーロケットもタフさを感じるため、今回の舞台はアドバンテージになるかも?
本馬を選んだ?戸崎騎手の騎乗も不気味である。

ライトクオンタム(田辺)
前走:GⅠ桜花賞 8着(2人気)
前走は初の多頭数で内枠を引いてしまい、折り合いを欠いた。
それでも得意な展開ではない中で8着にまとめており、能力を感じる。
シンザン記念では左回りの中京でコーナリングの不安を見せているが、
展開がはまった時には馬券内に来る力は十分あると考える。

消し候補

エミュー(Mデムーロ)
前走:GⅠ桜花賞 10着(15人気)
前走後の騎手コメントで「良いレースをした」とあったが、結果がついてこなかった。
好走レースは全て中山競馬場で展開も向いており、一線級の相手と東京競馬場で
GⅠレースは分が悪い。

キタウイング(杉原)
前走:GⅠ桜花賞 12着(12人気)
阪神競馬場なのかGⅡ以上なのか結果が出ない印象の同馬。
新潟競馬場で好走しているので、左回りで直線の長い東京競馬場替わりは歓迎だろう。
ただミルファームでダノンバラード産駒は2400mの距離適性がないのでは?

キミノナハマリア(三浦)
前走:GⅡフローラステークス 11着(6人気)
前走は4コーナーで不利を受けており、着順程は評価を落とす必要はないだろう。
ただハービンジャー産駒らしく早い上がりを求められるレースでの対応力には疑問。

クインズカムイ(永野)
前走:3歳未勝利 1着(4人気)
過去10年のオークスで穴を開けた馬も少なくとも1勝クラスは勝ち上がっていた。
能力面で厳しいと言わざるを得ない。

コナコースト(レーン)
前走:GⅠ桜花賞 2着(6人気)
前走は前有利の展開の中、好位から2着を確保したため評価はそこまでできない。
小倉競馬場で新馬デビューした馬は過去10年でクロノジェネシス1頭のみ好走。
母系も短距離で活躍しており、1600mあたりに適正を感じる点もマイナス。

ゴールデンハインド(菅原)
前走:GⅡフローラステークス 1着(7人気)
前走は逃げ切り勝ちしており、菅原騎手も逃げたいとコメント。
しかし、オークスでハナを切った馬は過去10年で1頭も掲示板に乗っていないどころか、
内8年では二桁着順に敗れている。厳しい展開になるだろう。

ヒップホップソウル(津村)
前走:GⅢフラワーカップ 2着(8人気)
前走は展開も向き、直線も伸びるコースを走れた点から大きく評価できない。
エミューに差し切られた点もマイナス材料で今回は見送り。

ペリファーニア(横山武)
前走:GⅠ桜花賞 3着(5人気)
前走はコナコースト同様に前有利の展開の中、好位から3着に好走した。
能力の高さは感じるが、喉鳴り持ちで距離延長はマイナス。
天候がしぶれば評価は上げる可能性があるが、現状は評価できない。

レミージュ(荻野極)
前走:チューリップ賞 16着(13人気)
前走は追走に苦労し、惨敗。距離は延びた方が良さそうだが、
前々走の勝ちも同日に逃げ馬が4勝するような馬場の助けもあった。
東京競馬場2400mは逃げ馬に過酷な舞台で、評価できない。